歯周病治療

    全身の健康を守るアプローチと大切な歯を支える骨を残す治療

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯周病治療

    「歯磨きをすると歯茎から血が出る」
    「家族から口臭を指摘された」
    「糖尿病の持病がある」

    歯周病は、歯を失う最大の原因であると同時に、痛みがないまま静かに進行することから「サイレントディジーズ(静かなる病気)」と呼ばれています。
    単にお口の中だけの問題に留まらず、糖尿病や心疾患、脳梗塞といった命に関わる全身の病気とも深く結びついていることが近年の研究で明らかになっています。

    亀有駅から徒歩7分の西川クリニック歯科室では、「医科との緊密な連携」と「地域密着の糖尿病対策の活用」に加え、「初期治療から先進の歯周組織再生療法に及ぶ段階的な治療」を取り入れ、お口と全身の健康を総合的に守るアプローチを行っています。

     

    歯周病と全身疾患の深いつながり:内科との連携

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯周病治療

    歯周病は、歯周病菌が引き起こす感染症であり、歯茎の炎症に留まらず、毒素や炎症性物質が血管を通じて全身を巡ることで様々な悪影響を及ぼします。
    その中でも特に密接な関係にあるのが「糖尿病」です。


    歯周病と糖尿病の「相互関係」

    糖尿病の患者様は、高血糖状態が続くことで身体の免疫力が低下し、歯周病菌に感染しやすくなります。
    その結果、糖尿病の方はそうでない方に比べて歯周病の発症率や進行スピードが高くなることが確認されています。
    一方で、歯周病の炎症によって作られる物質(TNF-αなど)は、血液中のインスリンの働きを阻害し、血糖値のコントロールを悪化させることが分かっています。

    つまり、歯周病が重症化すると糖尿病が悪化し、糖尿病が悪化すると歯周病もさらに進行するという負の連鎖が生じます。
    当院では、患者様のかかりつけの内科医師と情報を共有し、双方の観点からアプローチする内科連携を重視しています。
    歯周病治療を行いお口の炎症を抑えることで、インスリンの抵抗性が改善し、結果として血糖値(HbA1c)の数値が好転する事例が数多く報告されています。

     

    足立区における糖尿病対策と無料検査チケットの活用

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    足立区では、区民の健康寿命を延ばすための重点施策として「糖尿病対策」に力を入れています。
    その一環として、糖尿病のリスクがある方や定期的な受診が必要な方に向けて、「無料のヘモグロビンA1c(HbA1c)検査チケット」や特定健診の制度が設けられています。


    無料チケット・健診の具体的な活用法

    内科での血糖値チェック
    区から配布されるチケットや健診制度を利用し、内科医療機関にて自己負担なし(または安価)で現在の血糖状態を測定できます。

    当院での情報共有と治療計画
    内科での検査結果を当院の受付、または歯科医師にご提示いただくことで、患者様の全身状態に応じた安全な歯周病治療計画を立案します。
    高血糖状態のときは傷の治りが遅くなる傾向があるため、数値を見ながら麻酔の量や外科処置のタイミングを細かくコントロールします。

    相互通院による相乗効果
    当院で歯周病のクリーニングを定期的に行うことで、次回の内科検査時の数値を安定させることを目指します。
    お住まいの地域の行政サポートを活用し、内科と歯科の両輪で健康維持を進めることが可能です。

     

    基本から再生治療まで:当院の歯周病治療アプローチ

    歯周病治療の目的は、炎症の原因である「歯垢(プラーク)」や「歯石」を取り除き、これ以上あごの骨が溶かされるのを防ぐことです。
    当院では進行度に応じて、以下の治療を段階的に提供しています。

     

    ブラッシング指導:毎日のケアを治療に変える

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    歯周病治療の基礎であり、最も重要なプロセスが患者様ご自身による日々のブラッシングです。
    歯科衛生士が患者様のお口のプロポーション(歯並びや歯茎の形)を観察し、磨き残しが生じやすい個所を特定します。
    その上で、最適な歯ブラシの動かし方、歯間ブラシやデンタルフロスの適切なサイズと使用法を指導します。

     

    根本原因の排除

    歯科医院でどれだけ歯石を取っても、毎日のブラッシングが不十分であれば数日でプラークが再付着します。
    正しい技術を身につけることで、ご自身の手で歯周病の進行を未未然に防ぐ力を養うことができます。

     

    スケーリング&ルートプレーニング(SRP)

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    ブラッシングでは除去できない、硬く固まった汚れを取り除く専門処置です。


    スケーリング
    歯の表面や歯茎の上の目立つ部分に付着した「歯石」を、専用の器具(超音波スケーラーやハンドスケーラー)を用いて弾き飛ばし、除去します。

    ルートプレーニング
    歯周ポケット(歯と歯茎の隙間)の奥深く、歯の根の表面(ルート)に付着した目に見えない汚染歯石や細菌の塊を削り取ります。
    さらに、ザラザラになった根の表面を滑らか(プレーニング)に仕上げることで、再び細菌が付着しにくい環境を作ります。
    これにより、歯茎が引き締まり、歯周ポケットの深さが減少します。

     

    レーザー治療:痛みを抑えて深部まで殺菌する

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯周病治療

    当院では、器具の届きにくい歯周ポケット内の処置を補完するため、歯科用レーザーを用いた治療を併用しています。
    レーザーの光エネルギーを歯周ポケット内に照射することで、微細な隙間に潜む歯周病菌を熱エネルギーによって殺菌します。
    同時に、炎症を起こしている不良肉芽組織(膿んだ組織)を蒸散させて取り除くことができます。


    痛みの軽減と治癒促進
    レーザーには消炎作用や組織の活性化作用があるため、治療中の痛みが少なく、処置後の出血や歯茎の腫れが早く引きやすいというメリットがあります。

     

    歯周外科治療(フラップ手術)

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯周病治療

    スケーリングやルートプレーニングを行っても、歯周ポケットが5ミリメートル以上の深さで残り、奥深くに歯石が取り残されている場合に行う外科処置です。
    局所麻酔を行った後、歯茎を少し切開して骨から剥がし、隠れていた歯の根元を直接目で確認できる状態(術野の確保)にします。


    確実な感染源の除去
    目視により、根の奥深くに強固に張り付いていた黒い歯石や感染組織を1つ残らず綺麗に取り除きます。
    清掃が完了したら、歯茎を元の位置に戻して縫合します。
    ポケットの奥底の細菌をなくすことで、骨の吸収の進行を停止させます。

     

    歯周組織再生療法:失われた骨を呼び戻す

    歯周病が重症化すると、歯を支えているあごの骨(歯槽骨)が溶けてしまいます。
    従来は溶けた骨を元に戻すことは困難でしたが、現在の歯科医療では、特定の条件を満たしていれば骨や周囲の組織を再生させる治療が可能になっています。
    当院では以下の2つの治療法を導入しています。


    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯を守り、残す治療

    エムドゲイン療法
    子供のころに歯が生え揃うときに働く「エナメルマトリックス誘導体」というタンパク質を主成分とした薬剤を使用します。
    フラップ手術の際に、骨が溶けてしまった根の表面にこのエムドゲインゲルを塗布して歯茎を閉じます。
    これにより、生体が「歯の周り組織を新しく作ろう」と錯覚し、歯を支える骨や歯根膜の再生が促されます。

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯を守り、残す治療

    リグロス療法(保険適用対応)
    遺伝子組換え技術を用いて作られた「細胞を増やす成長因子(bFGF)」を主成分とする薬剤です。
    フラップ手術時に骨の欠損部に塗布することで、周囲の毛細血管を新しく作らせ、骨を作る細胞(骨芽細胞)や歯周組織の細胞を強力に増殖させます。
    リグロスを用いた歯周組織再生療法は、厚生労働省の定める認可基準を満たしているため、保険診療の範囲内で受けることができます。
    費用負担を抑えながら、重度歯周病によってグラついていた歯の保存を目指すことが可能です。

     

    手術やがん治療を支える「周術期口腔ケア」の重要性

    当院では、一般の歯科治療だけでなく、病院で大きな手術や抗がん剤治療などを控えている患者様に対する「周術期(しゅうじゅつき)口腔ケア」に力を入れています。
    周術期口腔ケアとは、全身麻酔を伴う手術の前後、あるいはがんの化学療法や放射線治療を行う期間において、お口の中の衛生状態を専門的に管理・清掃する取り組みです。

    なぜ手術前にお口の中を綺麗にする必要があるのか?

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯を守り、残す治療

    全身麻酔の手術では、喉に人工呼吸用の管(気管挿管)を通します。
    この際、お口の中に歯周病菌や大量の細菌が残っていると、管に押し出された細菌が直接肺に入り込み、術後に「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」を引き起こすリスクが非常に高くなります。
    術後肺炎は、手術自体の成功率や回復期間に大きな影響を及ぼす重大な合併症です。

     

    周術期口腔ケアのメリット

    リスクの軽減
    手術の数週間前に当院へご来院いただき、スケーリングや徹底した機械的歯面清掃(PMTC)によって、お口の中の総細菌数を減少させます。
    これにより、術後の肺炎発生率を下げることができます。

    動揺歯の固定・保護
    歯周病でグラグラしている歯があると、気管挿管の器具が当たった衝撃で抜けてしまい、誤って気道に入れ込んでしまう危険があります。
    事前にその歯を固定するか、マウスピースで保護する処置を行います。

    口内炎の予防と栄養管理
    抗がん剤治療中は免疫力が低下し、お口の中に深刻な口内炎ができやすくなります。
    事前に口腔ケアを行い、清潔に保つことで、口内炎の発症を抑え、治療中も食事をしっかり摂れる状態を維持します。
    ※近隣の総合病院や主治医の先生からの紹介状をお持ちいただければ、緊密に連携してスケジュールを合わせてケアを行います。

     

    まとめ:お口から始まる、全身の健やかな未来へ

    歯周病治療は、単に「歯茎の腫れを抑える」だけの治療ではありません。
    それは、大切な歯を支える骨を守り、一生ご自身の歯で美味しく食事を楽しめるようにするための土台作りであり、さらには糖尿病などの全身疾患の悪化を防ぐための「医療行為」そのものです。

    「まだ痛くないから」「歳だから歯茎が下がるのは仕方がない」と放置してしまうと、骨の吸収が進み、ある日突然歯がグラグラになって抜けてしまうことになります。

    西川クリニック歯科室では、丁寧なブラッシング指導やSRPといった基礎治療から、保険適用のリグロスを用いた高度な骨再生療法、そして医科と連携した周術期口腔ケアまで、患者様の状態に合わせた適切なプログラムをご用意しています。
    歯茎の出血や口臭、持病の糖尿病でお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。
    専門知識を持ったスタッフが、皆様のご来院をお待ちしております。

     

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