歯を守り、残す治療

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯を守り、残す治療

    「他の医院で『この歯は抜くしかない』と言われてしまった」
    「何度もむし歯の治療を繰り返していて、これ以上歯を削りたくない」

    ご自身の歯を失うかもしれないという局面に立たされたとき、大きな不安を感じる方は少なくありません。
    私たちの歯は一度削ると二度と元には戻らず、抜いてしまえば人工物で補うほかありません。
    どれほど歯科医療の技術が進歩しても、ご自身の生まれ持った天然歯に勝るものはないと私たちは考えています。

    亀有駅から徒歩7分の西川クリニック歯科室では、「可能な限り歯を守り、残すこと」を診療の根幹に据えてきました。

    重度のむし歯や神経に達した病変、進行した歯周病に対しても、安易に抜歯を選択することはありません。
    当院では、歯を残すための様々な治療法や機器を取り揃え、患者様の負担を抑えた保険診療をベースに、誠実なアプローチを行っています。

     

    むし歯治療:健全な歯質を極力削らず、神経を残すアプローチ

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    むし歯治療における当院の基本方針は、「むし歯に侵された部分だけを精密に取り除き、健康な歯をできるだけ削らないこと(MI:ミニマルインターベンション)」、そして「可能な限り歯の神経(歯髄:しずい)を残すこと」です。
    歯は神経を失うと、栄養が行き渡らなくなって枯れ木のようにもろくなり、将来的に破折(はせつ:歯が割れること)して抜歯に至るリスクが高まるためです。

     

    ダイアグノデントを用いた客観的な数値診断

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    むし歯の早期発見・早期治療は大切ですが、まだ削る必要のない初期むし歯(CO)を歯科医師の勘だけで削ってしまうことは避けなければなりません。
    当院では、レーザー光を用いたむし歯診断器「ダイアグノデント」を導入しています。

    歯にレーザー光を照射し、その反射光を解析してむし歯の進行度を「0〜99」の数値で測ります。
    肉眼やレントゲンでは見えにくい歯の溝の奥にあるむし歯を捉えることができる一方、着色汚れ(削る必要のないもの)との見分けがつきやすくなります。
    数値に基づいて「経過観察でフッ素塗布を行うか」「今すぐ削るべきか」を客観的に判断できるため、歯の削りすぎを防ぎます。

     

    う蝕検知液による精密な除去

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    むし歯を削る際、削り残しがあると再発(二次むし歯)の原因になりますが、逆に削りすぎると健全な歯や神経を失う原因になります。

    当院では、むし歯に感染して軟らかくなった歯質(感染歯質)だけを赤く染める「う蝕検知液」を使用します。
    色に染まった部分だけを慎重に削り取ることで、手探りでの感覚に頼ることなく、必要な部分だけを的確に除去できます。
    これにより、大切な健全歯質を少しでも多く残すことができます。

     

    コンポジットレジン(CR)治療

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    従来のむし歯治療では、小さなむし歯であっても金属の詰め物(インレー)を入れるために、健全な歯を大きく削って「維持するための形」を作る必要がありました。

    当院では、歯科用プラスチックである「コンポジットレジン(CR)」を用いた修復治療を積極的に選択しています。
    CRは歯に直接接着する性質があるため、むし歯を削った後の最小限の穴にそのまま詰めることができます。
    さらに、健康な歯の大部分を残せるだけでなく、即日で治療が完了し、白いため目立ちにくいというメリットがあります。

     

    MTAセメントによる歯髄保存(しずいほぞん)治療

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    むし歯が非常に深く、神経(歯髄)の近く、あるいは神経にまで達してしまっている場合、従来であれば神経を抜く処置(抜髄)が行われていました。

    当院では、高い殺菌性と優れた密閉性を持つ「MTAセメント」という薬剤を使用して、神経を残す治療を行っています。
    むし歯を除去して露出した神経の表面をMTAセメントで保護・密閉することで、神経の炎症を鎮め、新しい歯の組織(象牙質)の形成を促します。
    神経を生かしたまま維持できるため、歯の寿命を延ばすことにつながります。

     

    歯冠長延長術(クラウンレングスニング)

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    むし歯が進行して歯の頭の部分(歯冠)がほとんど崩壊し、歯ぐきの下の深い位置までむし歯が及んでいる場合、そのままでは被せ物を作ることができず、抜歯と診断されることが多くあります。

    このような症例に対し、当院では「歯冠長延長術」という小手術を行うことがあります。
    歯ぐきの位置をわずかに下げ、顎の骨の形を整えることで、歯ぐきの下に埋もれていた健全な歯の根を表面に露出させる治療法です。
    被せ物の土台を維持するために必要な「健康な歯質の立ち上がり」を確保できるため、本来であれば抜歯になるはずだった歯を残し、被せ物治療へと進めることが可能になります。

     

    矯正的挺出(エクストルージョン)

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    歯冠長延長術と同様に、むし歯が歯ぐきの奥深くまで進行している歯を残すための、もうひとつの選択肢です。

    埋もれてしまっている歯の根に小さなフックを取り付け、矯正用のゴムやワイヤーの力を用いて、数週間から数ヶ月かけて歯を歯ぐきの上に引っ張り出す(挺出させる)治療法です。
    歯の根を外に引き出すことで、被せ物をしっかりと維持できる強固な土台を作ることができます。
    周囲の骨や歯ぐきに無理な負担をかけずに歯の寿命を保つための有効な手法です。

     

    根管治療:再発を防ぎ、保険診療の範囲内で全力を尽くす精密ケア

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    むし歯が神経まで進行してしまった場合や、過去に神経を抜いた歯の根の先に膿が溜まってしまった場合に行うのが「根管治療(こんかんちりょう:歯の神経の管の治療)」です。
    根管は非常に細く、複雑に枝分かれしているため、細菌の取り残しがあると数年後に再発し、最終的には抜歯を迫られる原因になります。

    当院では、他院では自費診療(自由診療)となりがちな精密な根管治療のプロセスを、原則としてすべて保険診療の範囲内で対応し、誰もが安心して高度な保存治療を受けられる体制を整えています。

     

    ラバーダム防湿(症例や必要性に応じて使用)

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    根管治療を成功させるための最大の鍵は、「治療中の根管内に唾液(つば)を入れないこと」です。
    唾液の中には無数の細菌が含まれており、これが根の管に入り込むと、再感染や再発の原因になります。

    当院では、症例や必要性に応じて、お口全体をゴム製のシートで覆い、治療する歯だけを露出させる「ラバーダム」を使用します。
    これにより、唾液の進入を遮断し、器具の誤飲を防ぐとともに、根管内を清潔な隔離空間に保った状態で処置を行うことができます。

     

    ニッケルチタンファイルによる安全な拡大

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    根管内の汚染された組織を削り取るために使用する針のような器具を「ファイル」と呼びます。

    従来のステンレス製のファイルは硬く、曲がった根管に使用すると、根の管の形を変形させてしまったり、段差を作ってしまったりするリスクがありました。
    当院では、非常に柔軟性に優れた「ニッケルチタンファイル」を導入しています。
    曲がった根管の形状にもしなやかに追従するため、根の壁を余計に傷つけることなく、汚染組織を効率よく、安全に除去することが可能になります。

     

    超音波洗浄

    根管の形態は網の目のように複雑であり、ファイルの刃先が届かない細かな隙間(側枝など)が存在します。

    当院では、薬液(次亜塩素酸ナトリウムなど)を根管内に満たした状態で、超音波振動を与える「超音波洗浄」を行います。
    微細な振動によって薬液が気泡化し、根管の隅々まで行き渡るため、器具の届かない部分に潜む細菌や削りカスを洗い流し、根管内を良好な状態へと導きます。

     

    MTAセメントによる根管充填(こんかんじゅうてん)

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    根管内の洗浄が完了した後は、再び細菌が侵入しないように管の隙間を隙間なく塞ぐ(充填する)必要があります。

    通常の根管充填材では密閉が難しいケースや、根の先に穴が開いてしまっているような難症例において、当院ではむし歯治療でも使用する「MTAセメント」を根管充填にも使用します。
    水分がある環境でも強固に固まり、膨張しながら硬化するため、根管を隙間なく密閉し、将来的な細菌の増殖や再感染のリスクを軽減します。

     

    ファイバーコアによる土台の構築

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    根管治療が終わった歯は、中身が空洞になっており、非常に脆い状態です。
    ここに被せ物を支えるための土台(コア)を作ります。

    従来の金属製の土台(メタルコア)は硬すぎるため、噛む力がかかったときに歯の根にクサビのように力が加わり、根が縦に割れてしまう(歯根破折)原因になっていました。
    当院では、グラスファイバーの繊維を用いた「ファイバーコア」を保険診療内で使用しています。
    ファイバーコアは適度な弾性を持ち、本物の歯の硬さに近いため、負荷を適切に分散させ、歯の根が割れるのを防ぐことができます。

     

    歯根端切除術(しこんたんせつじょじゅつ)

    通常の根管治療を何度も繰り返しても、根の先の膿の袋(歯根嚢胞:しこんのうほう)が消えない場合、一般的には抜歯が検討されます。

    当院では、外科的に歯を残す方法として「歯根端切除術」を行います。
    歯ぐきを少し切開し、顎の骨の側から直接、根の先にある膿の袋を取り除くとともに、細菌の温床となっている根の先端数ミリを切り取る手術です。
    これにより、歯を抜くことなく、根の先の病変だけを根本から解消することができます。

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    ヘミセクション/トライセクション(分割抜歯)

    奥歯のように根が複数ある歯において、一部の根だけが深刻なダメージ(深いむし歯や歯根破折、重度の歯周病)を受けている場合の治療法です。

    ダメージを受けて修復が不可能な根だけを切り離して部分的に抜歯(2本根の下顎奥歯なら半分にするヘミセクション、3本根の上顎奥歯なら3分の1にするトライセクション)し、健康な残りの根を生かして被せ物の土台として再利用します。
    歯を丸ごと1本失うのを防ぎ、ご自身の根で噛む感覚を維持するための選択肢です。

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    歯周病治療:骨を再生させ、進行を食い止める組織再生医療

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    歯周病は、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌によって歯ぐきに炎症が起き、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)が溶かされていく病気です。
    日本の成人が歯を失う原因の第1位を占めています。
    当院では、基本的な歯石除去(スケーリング)から、重度に進行した歯周病に対する外科手術や組織再生療法まで、幅広い選択肢をご用意しています。

     

    歯周外科治療(フラップ手術)

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    初期の歯周病治療では、歯ぐきの上の歯石を取り除きますが、進行した歯周病の場合、歯ぐきの奥深く(歯周ポケットの底)に歯石が強固に付着し、通常の器具では届かないことがあります。

    当院では、麻酔をかけた上で歯ぐきを一時的に開き、目視で直接確認しながら、根の表面にこびりついた深い部分の歯石や炎症を起こした組織を完全に取り除く「フラップ手術」を行います。
    見落としなく原因物質を排除できるため、深い歯周ポケットを減少させ、歯周病の進行を食い止めることができます。

     

    エムドゲインを用いた歯周組織再生療法

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    歯周病によって溶けてしまった歯の周りの骨(歯槽骨)や歯根膜などの組織は、通常の治療だけでは元に戻いません。

    フラップ手術の際に、豚の歯胚(歯の芽)から抽出したタンパク質を精製した薬剤(エムドゲイン・ゲル)を、骨が溶けてしまった根の表面に塗布する治療法です。
    この薬剤の働きにより、歯が初めて生えてくるときと同じような環境が再現され、歯を支える骨や周囲の組織の再生が促されます。
    歯のぐらつきが抑えられ、しっかりと噛める状態を取り戻すことが期待できます。

     

    リグロスを用いた保険適用の再生療法

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    エムドゲインと同様に、歯周病によって失われた骨を再生させるための薬剤です。

    リグロスは、細胞を増やす成長因子(bFGF)を主成分とする薬剤で、骨や歯周組織を構成する細胞の増殖や血管の形成を強力に促します。
    最大のメリットは、一定の基準を満たした部分的な骨の欠損に対して、保険診療の適応が認められている点です。
    費用面での負担を抑えながら、高度な組織再生医療の選択肢を選択していただけます。

     

    人工骨移植(インプラント治療等を見据えた骨の確保)

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    歯周病が広範囲に進行し、骨の欠損が大きな場合や、将来的にインプラント治療を検討しているものの、骨の幅や高さが足りずにインプラントを埋め込むことができないケースに対応する手法です。

    骨が溶けて無くなってしまった部分に、安全に処理された人工の骨補填材を移植し、ご自身の骨が再生して置き換わるのを待つ治療法(GBRなど)です。
    これにより、重度の歯周病でグラグラしていた歯の周囲を強固に補強できるほか、インプラントを安全かつ適切な位置に固定するための「強固な骨の土台」を作り出すことができます。

     

    1本の歯を大切にすることが、将来の生活の質(QOL)を守る

    亀有の歯医者、西川クリニック歯科室|矯正歯科の歯を守り、残す治療

    西川クリニック歯科室が実践する「歯を守り、残す治療」は、単に抜歯の時期を先延ばしにするためのものではありません。
    ご自身の歯の根で噛、歯根膜という組織を通じて「噛み応え」を感じることは、脳への刺激や全身の健康、そして毎日の食事の楽しさを維持するために、何物にも代えがたい価値を持っています。

    私たちは、祖父の代からこの亀有の地で地域の皆様の健康に寄り添ってきました。
    その歴史の中で培われた知識と、MTAセメントや再生医療といった選択肢を組み合わせ、保険診療をベースに誠実な医療を提供しています。

    「他の医院で抜くしかないと言われたけれど、本当に方法はないのだろうか」
    「できるだけ自分の歯を削らずに長く保たせたい」

    そんな風にお悩みの方は、ぜひ一度当院へお越しください。
    お一人おおひとりの歯の状態を精密に確認し、未来の健康を見据えた治療計画をご提案いたします。

     

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