口腔機能発達不全症
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- STEP 1初診診査・お悩み相談
- 親御様が日頃感じているお子様の食事の様子や、口呼吸、歯並びの不安について詳しくお伺いします。同時にお子様のお口の中に虫歯がないかなどの一般診査も行います。
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- STEP 2口腔機能精密検査(健康保険適用)
- 専用の器具を使い、ゲームのような感覚で唇の力や舌の力を測定します。痛みを伴う検査は一切ありませんので、小さなお子様でも安心して受けていただけます。
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- STEP 3診断結果のご報告とプログラムの作成
- 検査結果を分かりやすいデータとしてまとめ、お子様のお口のどの機能が遅れているかを丁寧にご説明します。成長に合わせた無理のないトレーニング計画を立てます。
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- STEP 4医院でのトレーニングとご自宅での実践
- 通院時(通常は月に1回程度)、歯科医師・歯科衛生士と一緒に正しいお口の動かし方を練習します。ご自宅でも毎日数分間、宿題として親子で一緒に取り組んでいただける簡単なメニューをお伝えします。
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- STEP 5定期的な再評価とステップアップ
- 3ヶ月から半年に一度、再度精密検査を行い、筋肉の数値や食べ方にどれだけの改善が見られたかを再評価します。目標値をクリアした項目については維持段階へ進み、次の課題があれば新しいメニューにステップアップしていきます。
子どもの「食べる」「話す」「息をする」の健やかな成長を支える専門管理
「子どもが食事のときにいつもクチャクチャと音を立てて食べている」
「硬いものを嫌がり、いつまでも口の中に食べ物を溜めてなかなか飲み込まない」
「いつもポカンと口を開けていて、口呼吸(くくきゅう)の癖が直らない」
子どもの成長を見守る中で、このような「食べる様子」や「お口の癖」に不安を感じたことはないでしょうか。「まだ小さいから」「そのうち自然に直るだろう」と考えてしまいがちですが、実はこれらは単なる癖や行儀の悪さではなく、お口の機能が年齢相応に育っていない「口腔機能発達不全症(こうくうきのうはったつふぜんしょう)」という疾患のサインである可能性があります。
お口の発達は、子どもの全身の骨格、歯並び、知的な成長、指示、そして将来の健康の基礎を築く極めて重要な要素です。この発達の遅れを早期に発見し、適切なアプローチを行うことは、子どもが一生使用するお口の基盤を整えることに繋がります。
亀有駅から徒歩7分の西川クリニック歯科室では、15歳未満のお子様を対象に、健康保険が適用される「口腔機能発達不全症の精密検査」と、成長段階に合わせた「口腔機能トレーニング(訓練・管理)」を行っています。
口腔機能発達不全症とは:子どもの成長における重要性
口腔機能発達不全症とは、「食べる(咀嚼・嚥下)」「話す(構音)」「息をする(呼吸)」といったお口の機能が、心身の成長段階に応じて十分に発達していない、あるいは正常に機能が獲得されていない状態を指します。2018年より健康保険の適用疾患として認められ、歯科医院での積極的な介入と管理が行われるようになりました。
現代の子どもたちは、食生活の変化(柔らかい食べ物の増加)などにより、お口の周りの筋肉や顎の骨を十分に使う機会が減少していると言われています。その結果、以下のような連鎖的なトラブルが生じるリスクが高まります。
お口の発達不全がもたらす4つの重大なリスク
お口の機能発達が遅れると、単に食事の仕方が悪くなるだけでなく、子どもの体や骨格の成長に以下のような深刻な影響を及ぼすことがあります。
1. 歯並びや噛み合わせの悪化
正しい歯並びは、顎の骨の成長だけでなく、内側からの「舌の押し出す力」と、外側からの「唇や頬の筋肉の引き締める力」のバランスによって形作られます。お口の筋肉が弱いと、顎が十分に大きくならず、永久歯が綺麗に並ぶスペースが不足して、叢生(ガタガタの歯並び)や出っ歯、受け口を引き起こす原因になります。
2. 口呼吸(こうくうきゅう)による全身の免疫力低下
お口の筋肉が弱く常に「ポカン」と口を開けている子は、鼻ではなく口で息をするようになります。
鼻呼吸であれば鼻毛や粘膜がフィルターとなって細菌やウイルスの侵入を防ぎますが、口呼吸では乾燥した冷たい空気が直接喉の奥に届くため、風邪を引きやすくなる、アレルギー体質(アトピーや喘息)が悪化する、口臭が強くなるといった悪影響を及ぼします。
3. 咀嚼・嚥下の不全による低栄養や肥満
食べ物をしっかり噛み砕くことができないため、丸飲みする癖がつきやすくなります。
これにより、胃腸に負担がかかるだけでなく、満腹中枢が刺激されにくいために肥満に繋がったり、逆に硬いものを避けて食が細くなり、必要な栄養が不足して発育に影響が出たりします。
4. 滑舌(かつぜつ)の悪化とコミュニケーションへの影響
舌の動きや唇の筋力が未発達であると、「サ行」や「タ行」などの発音が不明瞭(構音障害)になります。学校生活のなかで自分の言葉が友達に通じにくいことがストレスとなり、引っ込み思案になってしまうなど、精神的な成長にも影響を及ぼすことがあります。
我が子は大丈夫?見逃してはならない日常のチェックリスト
お口の発達不全は、毎日の生活のなかで観察することができます。 以下の項目にお子様が該当していないか、確認してみましょう。
早期介入の重要性
これらの症状は、子どもの成長期(特に顎の骨が大きく発達する混合歯列期:乳歯と永久歯が生え変わる時期)に対策を始めることで、骨格や筋肉の成長を正しい方向へと導くことが可能になります。
気になる項目が複数ある場合は、歯科医院での精密な診査をおすすめします。
健康保険で行う口腔機能発達不全症の精密検査項目
西川クリニック歯科室では、客観的な診断基準に基づき、お口の状態を評価します。
15歳未満のお子様で、厚生労働省の定める基準(「食べる」「話す」「息をする」の各評価において一定の基準を満たさない場合)に合致した際、健康保険の適用として継続的な管理・訓練を実施します。
① 咀嚼機能の検査(噛む能力の評価)
食事のときにうまく噛み砕けない、食べ物を丸飲みしてしまう、硬いものを嫌がる
歯科医院での測定方法
専用の検査用グミゼリーを一定回数噛んでいただき、細かく噛み砕く能力(咀嚼能率)を測定します。
あるいは、色の変化で噛む力を測定するシートを使用し、左右バランスよく均等に強い力で噛めているかを評価します。
② 舌圧測定(舌の筋力の評価)
食べ物を口の中でまとめにくい、上手に喉の奥へ送り込めない、お茶などでむせる
歯科医院での測定方法
小さな風船のようなセンサーを口に含み、舌で上あごに押し当てていただくことで、舌が食べ物を送り込んだり正しい発音をしたりするのに十分な力(舌圧)を持っているかをデジタル数値で測定します(※概ね3歳以上で測定が可能です)。
③ 口唇閉鎖力の測定(唇を閉じる力の評価)
いつも口を「ポカン」と開けている、クチャクチャと音を立てて食べる、口呼吸をしている
歯科医院での測定方法
専用の測定器(ボタン状のパーツを唇で保持するものなど)を使用し、唇をぎゅっと閉じる維持力を測定します。
口呼吸の傾向がある子は、この数値が著しく低い傾向にあります。
④ 口腔内の構造および構音(発音)の確認
滑舌が悪く、特定の言葉(サ行、タ行、ラ行など)が聞き取りにくい、言葉がもつれる
歯科医院での測定方法
舌の裏側にあるヒモ(舌小帯:ぜっしょうたい)が短すぎて舌の動きが制限されていないか、形態的な異常を確認します。
また、実際にいくつかの言葉を発音してもらい、舌や唇の運動がスムーズに行われているかを視診にて評価します。
⑤ 呼吸状態の観察(口呼吸の有無)
寝ているときにいびきをかく、朝起きると口が乾いている、風邪を引きやすい
歯科医院での測定方法
日常的なお口の閉じ方、顔つき(アデノイド顔貌と呼ばれる口呼吸特有の骨格傾向)、睡眠時の様子などを親御様への問診と合わせて総合的に判断します。
具体的な治療(口腔機能トレーニング)と子どもが得られるメリット
口腔機能発達不全症と診断された場合、当院ではお子様がゲーム感覚で楽しく取り組めるようなお口の筋肉トレーニング(MFT:口腔筋機能療法)や、食事指導、生活習慣の改善プログラムを個別に組み立てて提供します。
口腔筋機能療法(MFT)による筋肉の調和
専用のトレーニング器具(唇の力を鍛える器具や、舌のポジショニングを覚える器具)を使用したり、ボタンに紐をつけたものを唇で引っ張り合うトレーニングなどを行います。また、「あいうべ体操」のように、口を大きく動かして顔全体の筋肉を刺激する運動を指導します。
子どもが得られるメリット
唇や頬の筋肉が鍛えられ、意識しなくても自然とお口を閉じることができるようになります。鼻呼吸が定着し、喉の乾燥が防がれるため、風邪やアレルギーにかかりにくい健康な身体の土台が作られます。
正しい「舌の位置(スポット)」の獲得と歯並びへのアプローチ
リラックスしているとき、舌の先端は上あごの前歯の少し後ろにある「スポット」と呼ばれる位置に触れているのが正常です。舌の力が弱い子は舌が下あごの底に落ち込んでしまっています。スティックなどを用いて、舌を正しい位置へ持ち上げる訓練を繰り返し行います。
子どもが得られるメリット
舌が正しい位置にあると、内側から上あごを押し広げる自然な力が働き、あごの骨の側方への成長が促されます。これにより将来的に永久歯がきれいに並ぶスペースが確保され、大がかりな歯列矯正が必要となるリスクを減らすことができます。
咀嚼・嚥下の正常化(食べ方の改善指導)
食事のときの姿勢(足の裏がしっかりと床についているか)、食器の選び方、食材の硬さや切り方について親御様へアドバイスします。前歯でしっかり「噛み切る」動作や、奥歯で「すり潰す」動作、唇を閉じて正しく後ろへ「飲み込む」動作を、ステップを踏んで身につけていきます。
子どもが得られるメリット
「クチャクチャ」という食行動がなくなり、お行儀よく綺麗に食べられるようになります。また、よく噛むことで消化吸収が良くなり、健康的な発育・成長が促進されるとともに、脳への血流が増えて集中力の向上にも好影響をもたらします。
受診から検査、トレーニング、定期管理までの流れ
西川クリニック歯科室では、お子様が歯科医院を怖がらず、前向きに通院できるよう、無理のないプロセスで管理を進めます。
まとめ:今しかできない、お口の正しい育て方を始めましょう
子どものお口の機能は、自然に身につくものと思われがちですが、身体の運動と同じように「正しい動かし方」を学習し、筋肉を育てていく必要があります。幼少期・学童期におけるわずかなお口の衰えや発達の遅れに気づき、適切なアプローチをしてあげることは、将来の綺麗な歯並び、強い免疫力、そして健やかな全身の成長という、親から子どもへの素晴らしいプレゼントになります。
「うちの子、食べ方が気になるけれど、どこに相談すればいいのかしら」
「いつも口を開けていて心配」
という親御様は、ぜひ一度、亀有駅徒歩7分の西川クリニック歯科室へお越しください。
当院では、お口の成長を科学的に分析する精密な検査機器を備え、個室の安心できる環境のなかで、お子様一人ひとりのペースに合わせた楽しいトレーニングを提供しています。お子様がこれから先の人生を、健康的で元気な笑顔で過ごせるよう、私たちお口の専門家が全力でサポートしてまいります。

